ぜんざいの日、10月31日登録〜来月学会創設“発祥の出雲”発信へ

山陰中央新報掲載記事 国内で広く食べられているぜんざいは出雲が発祥の地だとして、出雲ホテル連絡協議会会長の田辺達也さん(49)=出雲市今市町=が中心となって「日本ぜんざい学会」を創設、7月1日に設立総会を開く。出雲観光協会と連携し、既に10月31日を「1031(ゼンザイ)」の語呂合わせで「出雲ぜんざいの日」として日本記念日協会に申請し、登録が実現。「出雲ぜんざい」をブランドとして広める活動を展開していく。

出雲市大社地域では旧暦の10月に神在祭が営まれ、同祭でかつて用意された「神在(じんざい)もち」が、なまって「ぜんざい」になったとの伝承がある。江戸時代の文献にも伝承を裏付ける内容が記されている。

田辺さんはこれに着目し、専門家に意見を求めながら「出雲が発祥の地であることは史実に基づく」と確信。まちづくりと、ぜんざいに関する経済活動の発展に結びつくと考え、学会を創設した。

現在は個人会員15人で、設立総会までに、ぜんざいを提供する店や、食器など関連業種の事業会員を開拓する。事業会員にはオリジナルマーク入りの「認定之証」を発行。小豆色を基調にした法被やのぼり旗も作り、市内の行事に参加してぜんざいを提供するほか、10月31日の記念日に合わせたイベントも計画する。

田辺さんは「いずれは『出雲ぜんざい』の統一した形をつくり、世界に向けて情報発信したい」と意気込んでいる。

山陰中央新報(’07 6/14)

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