出雲発祥のぜんざいPR〜にっぽん丸の乗客に振る舞う

新聞掲載記事豪華客船「にっぽん丸」が一日午後、出雲市十六島町の十六島港に寄港したことを受け、出雲観光協会と日本ぜんざい学会は、ぜんざいをにっぽん丸の乗客へ振る舞い、出雲発祥とされるぜんざいと「出雲ぜんざいの日(10月31日)」をPRした。

ぜんざいは、旧暦10月に全国から神様が集まる神在祭の期間に出雲地方で振る舞われた「神在餅(じんざいもち)」に起因するという説があり、「じんざいもち」が出雲弁でなまって「ずんざい」、「ぜんざい」となり、京都に伝わったのではないかといわれている。

こうしたことから、神迎えイベントやスポーツイベントなどでぜんざいが振る舞われる機会が増え、今年2月には有志による「日本ぜんざい学会」(田邊達也会長)が発足。4月には、10月31日が「出雲ぜんざいの日」として登録された。

この日は、にっぽん丸の乗客に向け、350食のぜんざいを用意。白玉だんごに一部紅色をつけた紅白だんごと出雲市稗原産の小豆で煮たぜんざいを、港内や船内で乗客らに振る舞った。
ぜんざいが出雲発祥だと聞いた乗客は驚きながら、つくりたての温かなぜんざいに舌鼓。まろやかな優しい味わいが好評だった。

同会では、今後も出雲市内の各種催しなどで「出雲ぜんざい」をアピールし、記念日のイベントも計画。また、「出雲ぜんざい」のメニューの統一化や特産品開発にも取り組んでいきたいとしている。

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